東大阪市・八尾市・大阪市 税理士法人 やの会計事務所

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会社設立、こんなこと知っておきたい(「銀行口座開設」篇)

おはようございます。
東大阪の若手税理士の矢野です。

前回までで、会社設立時の決定事項についてお話しました。
設立後、現場でよく質問されることなどお話していきます。

まずは、銀行口座開設のお話です。
会社設立後、まず初めに行うことといえば、
設立された会社名義の銀行口座の作成です。

口座を開設するには、謄本が必要になります。
謄本は登記申請後、営業日で7日程度かかりますので、
実際に口座作成ができるのがその後になります。

口座が開設された後には、資本金をそちらの口座に
入金するようにしてください。

口座開設の金融機関はどこがいいのか?とよく聞かれます。
これに関しては何を大事にするかにもよると思います。
①本店から一番近い金融機関
➁取引先との取引がしやすい金融機関
③今後、お付合いをして信用関係を作りたい金融機関

メインバンクはやはり、①の一番近いところで、
かつ➁の取引がしやすい、金融機関が良いと思います。
そうなるとやはり近隣のメガバンクになるでしょう。

③については、事業開始後に別の金融機関で口座増やすことを検討しても
良いでしょう。中小企業の場合、地元の信用金庫や地銀さんとの
つながりは、大事にされたほうがいいと思います。
メガバンクは、中小企業の融資に関しては腰が重い所がありますので。

ただ、現状、どこの金融機関も金融詐欺などの防止の観点から、
口座開設には、慎重になっているようで、簡単にできなくなってきました。
設立したばかり会社は、謄本の他、税務に関する届出書や
その会社の事業実態を確認する書類(注文書、販売予定の製品、会社案内等)
を複数求められる場合があります。
現場の感覚では、同じ金融機関でも、支店によってもそのやり方に温度差があります。
また、資本金が少ないことや、若い社長などは特に厳しいような印象をうけます。
窓口担当者の先入観も当然関係していると思いますが。
実際に、何度も書類提出を行い、結局口座開設が出来なかったケースもありました。

口座開設の際には、事前にその銀行のホームページなどを確認し、
前もって準備されて行くことをお奨めします。